ヒーラー養成講座 5 魂(ハイヤーセルフ)との交流
魂はいつもそこにいる
前章で魂は光の神々のエネルギー、すなわち高次元エネルギーを浴びて成長するということをお話しましたね。
魂、自己の本質、内なる神、ハイアーセルフ・・・呼び方はさまざまですが、どんな名前で呼んでもいいんです。あなたの内側にいてあなたの根源の存在、それが内なる神であるあなたの魂です。ここでは混乱を避けるために、以後魂という名前で書いてゆきます。
あなたの魂はあなたの中にいながら、あなたの人格とは違う存在です。表面の人格であるあなたが悩み苦しんでいるとき、あなたの魂はそっとあなたに寄り添っています。愛しいわが子を慈しむように、ただ穏やかな眼差しで泣いているあなたをみつめています。
・・・・・・だいじょうぶ・・・わたしはここにいる・・・・・・
魂は無言の言葉であなたの内側から語りかけてきます。
あなたの奥深くに住まう魂の言葉は無言の言葉、すなわち波動です。決して耳で聞えたり頭の中に響いてくる言葉ではありません。これは前章の霊能力と雑霊現象の項でも書きましたが、何度書いても書きすぎることはないぐらい重要なポイントです。
キョーコがなぜ口を酸っぱくしてこの話をするかというと、一般的に魂(ハイアーセルフ)との交流は会話で行われると思っている方が多いからです。たとえばあなたがこの件に関してどう思いますかと魂に尋ねたとします。すると「それはこうしたほうがいいんじゃないかな。問題は君が思っているほど難しくないんだよ」という具合に、まるで人間同士でしゃべっているかのような返答が返ってくるとします。
上記のような対話形式をとる場合、対話の相手はあなたの魂ではなく、比較的人間に近い意識をもったあなたを守護している存在である場合がほとんどです。(例外的にあなたの魂である場合もありますが、その詳しい説明は前章にも書いたのでここでは省略します。)
もしくはあなたの潜在意識そのものとの対話の可能性もあります。
いずれにせよ、こうした耳で聞える、頭に響くといった通信手段を通して話かけてくる存在にはじゅうぶん注意しなければいけません。
そうしたレベルの働きかけに対しては関心を向けないことが大事です。
ではどうしたら魂と交流することができるのでしょう?
次項ではそれを具体的に説明してゆきましょう。
魂と交流する
これから具体的に魂との交流方法をお伝えしてゆきます。
といっても、そんなに難しいことではないんですよ。
軽く深呼吸してリラックスしてください。
右手の親指を四本の指で包み、握りこぶしのグーを作ります。
みぞおちから5センチほど上の胸の位置に握りこぶしをそっと当ててください。
恋をすると胸がキュンとなったり、悲しいときギューっと締め付けられる、その位置です。
こぶしを当てたら軽く目を閉じて、胸に触れている自分の手の温かさを感じてください。
こぶしを当てている胸のあたりがふんわりと温かいでしょう?
その温かさこそが、あなたの魂の温かさです。
魂は世界中で誰よりもあなたを愛しています。
あなたが悲しんでいるときも泣いているときもそばにいます。
精一杯の愛しさと感謝の気持ちをこめて、心の中で魂にこう話しかけてみてください。
――ありがとうございます・・・・・・
あるいは、
――愛しています・・・・・・
胸の奥がかすかにほんわかと温かく感じるかもしれません。あるいは胸の奥から喜びの思いがこみ上げてくるかもしれません。それほどはっきりと感じなくても、穏やかな気持ちになったり、自分の中でかすかな感情の変化があるかもしれません。
それが魂の無言の言葉です。
もちろん具体的な温かさとか喜びの波動として感じないひともいるかもしれません。それは魂とのこうした交流方法に慣れていないから感じないだけですので問題ありません。あなたの呼びかけは間違いなく魂には届いています。
このとき集中する必要も瞑想状態にはいる必要もありません。姿勢や服装、場所などは魂との交流には何の関係もありません。
たとえば会社などでの会議中、とても腹が立ったり悲しくなったりして平静でいられなくなったとき、胸に手を当てなくてもいいですから、心の中で胸の位置にいる魂を意識してみてください。表面のあなたの感情は波立っていても、あなたの魂は穏やかな笑みを浮かべているんですよ。自分自身の魂に「この怒りを鎮めるための、力を貸してください」と話しかけてみてください。すると温かい思いがこみあがってきたり、すうーっと気持ちが楽になってきます。
このように魂に意識を向けることで、波立っていた感情に対してすこし距離を置いて見ることができますよね。この効果も大きいと思います。
自分の中に魂が存在しているということを常に意識するようにしていくと、表面のあなたという人格とあなたの根源である魂との絆が強くなります。表面のあなたは氷山の一角でしかありません。その氷山の一角でしかないあなたが、潜在意識・肉体・頭脳などのすべてをコントロールするのは不可能ですが、あなたの根源である魂にならそれが可能です。
内なる神という言葉からもわかるように、あなたの魂は光そのものとなる霊性を秘めた素晴らしい存在です。だから光の神々に対するのと同様、最高の愛と感謝の思いで自分自身の魂と接してください。
目に見える返答がなくても、魂はあなたの心のすべてを知っていますし、あなたの呼びかけもしっかりと聞いています。
インナースペースファンタジーで自分の感情を冷静に眺めてゆく方法をご紹介しましたが、あれを表面の人格だけでやろうとするとものすごく苦しいと思います。でも光の神々や自分自身の魂に全面的に力を貸してもらいながらやっていくと、ずいぶん楽になります。
魂との対話は無言の波動でなされるという意味がご理解いただけたでしょうか。
あなたの内側には光の子供である尊い魂がいらっしゃいます。
そのことをどうぞ忘れないでくださいね。
