ヒーラー養成講座 4 魂(ハイヤーセルフ)の成長


魂と高次元エネルギー
わたしたちの無意識の奥深くには、表面の人格とは別個の、独立した意志をもつ魂(あるいはハイヤーセルフと呼ばれる)が存在しています。
わたしたちが自分を自分だと意識できる領域を顕在意識と呼んでいますが、これはそのひとの膨大な意識のうちのたった一割に過ぎないといいます。つまり残りの九割は、通常自分では把握しきれない、いわゆる潜在意識と呼ばれる領域です。
この潜在意識のさらに奥深くに存在している魂の年齢にはとても個人差があります。まだ子供の力しかもたない魂や、すでにある程度力をつけて光を放てる魂など、それこそ千差万別です。

通常は肉体の衣を脱ぎ捨てたあとも、長い、気の遠くなるような年月をかけてすこしずつ魂は霊的成長をしてゆきます。ところが高次元エネルギーを浴びることによって魂は加速度的に成長します。すると魂はわたしたちの肉体の中にありながら、光の神々と同じように光を放ちはじめます。

魂が光を放ち始めるとどうなるでしょう?
本来、人間は自分の人生は自分の魂にコントロールしてもらうのが筋です。ところが魂に自分の人生をコントロールする力がないうちはそれが不可能です。
それゆえ魂が力をつけるまでは、多くの目に見えない存在(たとえば守護神とか精霊とか守護天使とかマスターとかさまざまな呼び方があります)がしっかりと加護してくれていますが、魂がある程度成長して力をつければそうした加護はもう必要ありません。自分で自分の人生を切り開いてゆくことができます。
それが魂自身の最大の願いでもあるのです。
高次元エネルギーによるセルフヒーリングをする本当の目的は、守護してくれる存在の手を煩わせることなく、魂がしっかりと自分の人生をコントロールできるよう成長することではないかと思います。


霊能力と雑霊現象
ここでぜひお話しておかなければならないのは、雑霊現象と霊能力の違いです。霊などと書くとオカルトチックに聞えるかもしれませんが、セルフヒーリングの注意点や魂との交流についての内容を理解するうえでの重要なポイントになりますので、しばしお付き合いください。

一般的に本人が望む、望まないにかかわらず、お墓に行けば霊が見える、神社の前を通ればなにやら神様らしき人の声が聞える、未来の情景が見える、あるいは突然神がかりになってメッセージが降りてくるなどの状態を霊感があるとか霊能力があるなどといいますね。

しかし、本来霊能力とは能力である以上、本人が意識的にコントロールできるもののみをさします。逆に本人が望みもしないのに勝手に見えてきたり神がかりになってしまう場合は能力とはいいません。たんなる雑霊現象です。そういった雑霊現象にあいやすい方は通常よりも霊的なものに対する感受性が強すぎるのです。こうした体質の方を便宜上、霊媒体質とよびます。

二章の高次元エネルギーの説明のところで書きましたが、高次元の存在はめったに人間界に介入しません。ですので、霊的感受性の強い方に干渉してくるのはネガティブな波動や人間界にきわめて近い意識をもった神霊がほとんどです。
そしてこうした現象は本人が苦しいだけでなく、本人の魂にとってもマイナスになります。
魂は霊的成長を望んでいると書きましたね。ところが、こうした雑霊現象を引き起こす段階の存在と係わり合いになることで、魂自身も同じように低い段階にとどまってしまうからです。それだけではなく、そうした雑霊とかかわりあいになることで、運気が落ちたり体調が悪くなったりと、実生活においても不運を強いられることになりかねません。
見える、聞えるといった霊現象は非常に危険な側面をもっているので、万が一そうした現象に遭遇した場合は無視するのがいちばんです。こちらが関心を向けない、つまり波長を合わせなければ、いずれ消えてゆきます。

また、それまでそうした霊的現象にあったことのない方が、たまたま波長が合ってしまって、何らかのメッセージを聞いた場合、神霊のメッセージを聞いたのだと勘違いして有頂天になることがよくあります。
しかし、どうぞ理解して欲しいのですが、高次元の神々は決してむやみやたらに人間に話しかけたりしません。またマンガや昔話にでてくる人間のような姿はしておりません。
百歩譲ってその存在が4次元か5次元あたりに存在する、あなたを守護する目に見えない存在だったとしても、その存在に必要以上に関心を向けることはあなたの霊的成長にはプラスにはなりません。

たとえばあなたが困っているとき、その存在がいろいろアドバイスをくれたとします。たしかに人間よりは力がありますから、的確なアドバイスかもしれません。ところがそのアドバイスが的確だったために、逆にあなたはその存在を無意識に頼るようになるかもしれません。すると実人生はうまくいくかもしれませんが、あなたの人間としての成長はストップしてしまいます。本来ならトラブルを自分で解決することによって精神と魂の成長があるはずなのにです。

また魂がその成長段階において、一時的にこうした言葉や映像でメッセージを送ってくる場合もありますが、その場合も上の例と同じで、必要以上に魂にあれこれとアドバイスを求めると魂自身の成長がその段階で止まってしまいます。もしも魂がそういう段階にいるなと思ったら光をたくさん浴びて、もっと成長してくれるように願ってください。
もう少し成長すると、あれこれと人間にアドバイスしなくても、無言のうちに魂自身が必要に応じてチャンス呼んだり、あらかじめ危険を回避することができるようになります。また必要な叡智が閃きや直感という形で与えられます。

魂との対話は耳や頭の中に響く声としてではなく、胸の奥から湧き上がる無言の暖かな想いの波動でなされるということを覚えておいてください。