ヒーラー養成講座 8 好転反応


ヒーリング後の変化

さてこの章ではヒーリング後の好転反応についてお話します。
好転反応というのは、一般的に病気が治ってゆく過程で一時的に症状が悪化するように見える状態をさします。

ヒーリングの場合も同じです。魂にさまざまな気づきが起こるために、往々にして肉体的・精神的にそれまで溜め込んできた感情や問題点などが表面に現われます。肉体面にでた場合は下痢・喉や全身の筋肉の痛み・だるさ・発疹など、その症状も程度もかなり個人差があります。精神面にでた場合は、それまで見て見ぬふりをしていた心の傷や痛み・悲しみ・怒りなどの感情が表に出てきます。

いずれにせよ、これは高次元のエネルギーを浴びることによって力をつけたあなたの魂が、あなたを肉体的にも精神的にも健康な本来の状態に戻そうとするために起こる作用なのだということを理解してください。ちょうど傷が治ってゆく過程で、中に溜まっている膿を出す作用と同じです。膿を完全に出し切ると、新しい皮膚が再生して回復してゆきますね。ヒーリングにおける好転反応もこのようにとらえてください。

また好転反応が出ている期間は個人差があります。早ければ2、3日。長ければ一ヶ月。だいたい2、3週間程度を目安にしてください。この期間は水分を多めに取りながら、体を休めてくださいね。特別症状がでなくても、眠気に襲われる場合もあります。これもエネルギーを浴びたときの典型的な反応なのでたっぷり睡眠をとってください。
好転反応は病気ではありませんので、時間の経過とともに自然におさまってゆきます。
もちろん、この期間中もエネルギーを浴びてなにも問題ありません。むしろセルフヒーリングを続けることで、高次元の愛と叡智がどんどん流れ込んできますから、ご自分のできる範囲でセルフヒーリングを続けられてください。

*この好転反応については、エネルギーヒーリング Healingにも詳しく説明してありますので、そちらも合わせてお読みくださいね。


好転反応が起きたら・・・
では具体的に好転反応が起こった場合の対処法についてお話しましょう。

まず肉体面に出た場合。
たとえば喉の痛みという形で現われたとしますね。そうしたら、その痛みの箇所に意識を向けてみてください。
わたしたちの肉体は24時間休むことなく働き続けているにもかかわらず、健康なときはあまり意識されることはありませんね。つまり痛みを感じるということは、あなたの心、あるいは魂が肉体の痛みを通して、あなたに何かを伝えようとしているわけです。
ですから痛みの箇所に意識を向けてみてください。
そして自分の心の声を聞いてみてください。

「喉が痛いなあ・・・なんで痛いんだろう・・・そういえば言葉がきついってよく言われるよなあ・・・ひとの感情を逆なでするようなことを平気で言うし・・・なんでそういうこと言っちゃうんだろうなあ・・・なんか、腹が立つんだよなあ・・・・」
という具合に、自分で自分を客観的に見つめてゆくんです。あるいは、
「ああ・・・体がだるい・・・・そういえば最近忙しすぎて、いっぱいいっぱいだったよなあ・・・ああ・・・今日はもう寝よ・・・」

なんでもいいんです。ただ思いつく感情をひろっていってください。無理に突き詰める必要はありません。そのときの自分の感じるままでいいんです。あなたの内側からでてきた感情は、どんな感情もあなたの大切な感情なのですから、大事にしてあげてくださいね。

そして一生懸命働いているあなたの肉体の悲鳴をあげている部分に感謝の思いを伝えてあげてください。
喉が痛いなら喉に、腰が痛いなら腰に、そっと手をあてて、
「いつもありがとう。愛してる」
そう伝えてあげてください。
痛みそのものが解消するにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、自分自身の肉体を愛する気持ちがとても大切なんです。

感情面に現われた場合も同じです。
寂しさや切なさ、あるいは自分なんか存在価値がないような気がするとか、癒されていない自分自身を発見するかもしれません。こうしたネガティブな感情が表にでてきたら、まずその感情を味わってください。

「ああ・・・わたしはこんなにも満たされていないんだ・・・さみしいなあ・・・・」
泣きたかったら思いっきり泣いてください。
「そうか・・・さみしいのか・・・つらいよね」
自分の感情を感じながら、そんな自分を受け止めてあげてください。
「うん・・・つらい・・・誰も愛してくれない・・・さみしいよ・・・」
「うん・・・さみしいね」
自分自身の心の痛みをひとつひとつ受け止めていくんです。
そんなふうに受け止めていくうちに、
「でも、これまでよく頑張ったよね。本当に苦しいのに自殺もしないで、よく生きてきたよね」
もしかしたら、こう思えるかもしれません。なんだか健気に生きてきた自分を愛しく感じるかもしれません。もしほんのすこしでもそう感じたら、自分自身を褒めてあげてください。
「がんばったね・・・」
そして、ぎゅっと抱きしめてあげてください。

もちろん、すぐにはこんなふうに思えない方もたくさんいらっしゃると思います。それはそれでいいんです。急ぐ必要はないんです。ゆっくりでいいんです。
大切なのは、ありのままの自分自身を見つめることです。

人間は誰でも愛や慈しみの心と同時に、怒りや憎しみ、嫉妬あるいは狂気といったネガティブな感情をもっているのが普通です。自分のなかに、こうした感情を発見すると、誰でも見て見ぬふりをしたいし、無意識のうちにそうした感情を押さえつけようとすることもあるでしょう。けれど押さえつけたところで、そうしたネガティブな感情はなくなりません。
ここが大事なところです。
自分の中にある感情を、それがどんなものであれ否定してはいけません。
怒りや憎しみ=悪、愛や感謝=善 という図式を無意識のうちに作っていませんか?
何度でも言います。人間は天使の心と一緒に、誰もがこうした怒りや憎しみの心をもって、この世に生まれてくるのです。大切なのは自分もまたこうした感情を持っているのだということを自覚したうえで、コントロールしてゆくことなんです。
そして自分の中にこうしたネガティブな感情が存在しているのだということを認めれば、相手の中にそうした怒りや憎しみ、嫉妬などのネガティブな感情を発見したときも、
「ああ・・・みんな同じなんだ。わたしもまた、そうした嫉妬の感情をもっている・・・」
そう思うと、自分と同じ痛みや弱さを併せ持った人間に対する愛しさがこみ上げてくるかもしれません。そして、心から相手を許すことができます。
そのときはじめて、あなたの中の怒りあるいは嫉妬などの感情がゆっくりと昇華されてゆくでしょう。

なぜひとは愛のみではなく、怒りや憎しみといった暗い感情をも併せ持って生まれてくるのでしょう? それはより深い愛を育てるためです。愛のみしか知らなければ、他人の怒りや苦しみの感情を理解することはできません。けれど自分の内側にあるこうした感情と向き合うことで、怒りや憎しみ・嫉妬などの感情すらも包み込めるだけの、より大きな愛の心を育てることができます。
繰り返し言います。
ひとは痛みを知ってはじめて、より深く自分以外の存在を愛することができるのです。
だから自分自身の内側に宿る怒りや憎しみ、嫉妬や狂気などの感情を恐れず、ありのまま見つめてください。

ネガティブな感情についての話が長くなりましたが、好転反応のさい、こうした怒りの感情を発見しても決して自分自身を責めないでくださいね。ただそうした感情が自分のなかに存在するのだということを受け止めてください。いまはそれだけで十分です。
セルフヒーリングを続けてゆくうちに、さまざまな気づきとともに心底癒されてゆく自分自身を感じるでしょう。