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宮古・池間島旅行記 2005.9.8〜9.11


3 アマウナハーブ  竜巻の穴

トゥーイヤー 

岩にあいている穴がアマウナハーブ
岩にあいている穴がアマウナハーブ
 さて池間大橋の売店に行く頃には、雨もすっかり止んでいた。

 食事をすませ、売店下の砂浜で少し遊んだあと、ふたたび新崎さんたちと合流した。
 午後からは給油所の仲間さんも加わって総勢4人でアマウナハーブに行くことになった。

 アマウナハーブというのは、『竜巻の穴』という意味で、島に数箇所あるという。
 まずは給油所のすぐそばにあるトゥーイヤーと呼ばれる砂浜に行ってみることになった。仲間さんは島で唯一の給油所を経営していて、島の観光名所(?)にも詳しい。

 漁港に続く道沿いの森の中の細い道を降りてゆくと広い砂浜にでた。
 浜の右手には岩場とその向こうの漁港の防波堤が見える。
 岩場に近づいてみると、大きな穴の開いた岩がいくつもあった。それはまるで機械かなにかで正確にくりぬいたように見える。これがアマウナハーブと呼ばれるもので、写真の岩の真ん中にあいている穴がそれ。

新崎さん、仲間さん、わたし ハーブの前で
新崎さん、仲間さん、わたし ハーブの前で

「これは崖だったものが崩れて、横に倒れたものだと思うんだよなあ」
 
 横穴を見ながら仲間さんが説明してくれた。
 穴の内側をさわってみると、岩肌がつるつるで、きれいな円柱形に抜けているんだよね。トゥーイヤーにあるものは横倒しになっていたり、岩が半分に割れていたりしてあまり大きなものはないけど、島の奥にあるアマウナハーブのなかには深さ数十メートルに及ぶものもあるというんだよね。

 新崎さんがはだしになって、波打ち際でなにかを探していた。

「むかしはあさりがよく採れたけど、いまもいる?」
「いるよ。でも採るひともいないけどなあ」

 仲間さんが笑った。

 午前中の雨が嘘のように陽射しが強い。
 このまま海につかりたい。ここなら波が穏やかだし、まずおぼれることはないだろうなあ。

アマウナハーブの謎は尽きない
アマウナハーブの謎は尽きない

 海岸の岩はサンゴ石(?)が幾重にも重なっているのか、手でさわるとぽろっと崩れた。
 なんとも不思議。。。。
 それにしてもどうやってこんな深い穴ができたんだろう?






アダンの森

サトウキビ畑
サトウキビ畑

 つぎに連れて行ってもらったのは島の奥のサトウキビ畑。
 この奥には直径1.5メートルにもなるアマウナハーブがあるらしい。

 わたしたちはサトウキビ畑の真ん中に車を停めて外にでた。陽射しが痛いぐらい強烈なんだよね。ノースリーブを着てきたのはちょっとまずかったかも・・・と思ったけど後の祭り。

 真っ青な空の下に延々と大人の背丈ほどもあるサトウキビ畑が続いている。
 わたしたちはサトウキビ畑の側道にはいった。
 右手はアダンの森がつづいている。
 アダンっていうのはトゲトゲの葉っぱをもった木でパイナップルのような形の実をつける。

「このへんだったかなあ・・・・・・」

 そう言いながら、仲間さんがアダンの森に入ってゆく。
 新崎さん、わたし、友人Kもあとに続く。

枝をくぐろうとしているところ
枝をくぐろうとしているところ


 森にはいってすぐにスニーカーをはいてこなかったことを後悔した。
 だって半端じゃないんだよ。
 道なんてないからアダンの葉っぱやツルのような枝をかきわけて進むしかないんだけど、これがチクチクと痛いのなんのって(爆)。
 アダンのにょろにょろと長い枝をかいくぐり、というか地面にはいつくばって、ひたすら道なき道を進む。
 

 汗とほこりにみまれながら、いちばん通りやすいルートを探しつつ悪戦苦闘。
 
 きついんだけど、ワクワクしてる。
 もう気分はジャングル探検隊(爆)。


 太い枝を踏み越えると、ようやく森が途切れ、視界がひらけた。
 わたしは吸い寄せられるように崖っぷちに近づいた。


 そこには――


カギンミの海



 
 遥かな海がひろがっていた。